現代は、インターネットの発達で医療情報が容易に入手できるようになりました。
しかし、10数年前迄は病院の皮膚科でさえ、「掌蹠膿疱症」と言う病名は聞きませんでした。
3年くらい前でしょうか、胸骨の痛みではじめて訪れたペインクリニックで、手足の膿疱診て、掌蹠膿疱症かもと知らされました。
レントゲンでは胸の影は映りませんでしたが、後日CT検査の結果で胸の骨が白く影っているのハッキリとわかりました。
早速インターネットで「掌蹠膿疱症」と検索すると、あるは、あるはその情報が・・・。
それからは、ネット検索しまくってある情報にたどり着きました。
もちろんそれが正解とはかぎりませんが、くれぐれもインターネット上の媒介で起こる心気症、 サイバーコンドリア にならないよう気をつけましょう。


誤った情報には気をつけましょう。
「健康を決める力」、信頼できる情報は何か
と言うタイトルでネットに気になる情報が載っていましたので、興味のある方は覗いて見てください。

掌蹠膿疱症の原因を追究して行くと
金属アレルギーの検査も終わり、とうとう「ノンメタル治療」に挑戦しました。
ノンメタル治療を簡単に言うと、虫歯治療で歯の被せ物や詰め物、歯の土台に至るまでプラスチックやセラミック等の非金属に変える事です。
インターネットで掌蹠膿疱症と言う病気を検索していると、その病気の原因に良く出てくるのが4つの説です。
原因はいったい何?4つの説
1、扁桃炎」や虫歯・歯周炎・副鼻腔炎等の疾患が原因となる菌に対する生体反応。
2、喫煙による咽頭炎によるもの。ニコチンが症状を悪化させるようです。。
3、歯の治療に使われた銀歯や詰め物金に対する金属アレルギー。
4、ビオチン(ビタミンH)の欠乏による代謝障害。
この病気とは、気長に付き合い、一つひとつ実行していきたいと思います。
現在、原因の消去法を実地中
私の場合上記条件の3つをすでに実行済みです。
1の扁桃炎です。つまり扁桃腺(口蓋扁桃)は半年前に切除しました。
また、大学病院の耳鼻科にて咽頭炎の症状は無し、副鼻腔炎は先日CT撮影をして、検査結果は異常ありませんでした。。
3のタバコは禁煙して今1年3ヶ月です。病院でタバコの吸いすぎによる咽頭炎は見つからなかった。
4のビオチンは3年前から病院で処方してもらい摂取しています。今でも効き目は感じませんが、症状を緩和しているのかも知れません。
ノンメタル治療(メタルフリー)の方法
インターネットでノンメタル治療と検索するとその治療が出来る歯医者さんがたくさんリストアップされますが、ほとんど保険適用外の高材料を使用した高額な治療内容です。
私のような一般市民には高くて手が出せません。ましてや13本になると夢のゆめですね。もっとも相談したらの保険適用材料で出来るのかも知れませんが・・・。

先ずは、お金がかかることが一番の問題でした。そこで、最近お世話になっている歯医者さんにノンメタル治療の保険適用範囲について相談しました。
金属アレルギーの人はすべて保険適用される。
つまり、金属アレルギーの診断書があれば、奥歯もすべてハイブリットレンジ(プラスチックとセラミックの成分が入った材料の歯)に変更できると言うことです。
費用は技術料は別で1本5千位から出来るとの事でした。
早速、皮膚科に掌蹠膿疱症の病気を告げ、金属アレルギーのバッチテストをして貰ったところ、2種類の金属アレルゲンが判明しました。
この検査内容の詳細はこちら金属アレルギーバッチテスト↓

金属アレルギーでノンメタル治療が保険適用の歯
*すべての人が保険適用となる歯は、真ん中から、4番目、5番目にあたる第1小臼歯、第2小臼歯と下の6番目の第1大臼歯(かみ合わせに条件有り)
*金属アレルギーと診断された方は、上記に加え、真ん中から6番目、7番目の第1大臼歯、第2大臼歯です。
CAD/CAMレンジクラウン(プラスチックとセラミック成分の入った歯)
レンジにはロットNOがついているので2年の保証が受けれるようです。
従来のレジンよりも丈夫な素材を使っているタイプなので、割れにくいのが特徴です。
この被せ物はCAD/CAM装置を使って作成するので、厚生労働省の認可を受けた歯医者さんのみで治療を受けられます
ノンメタル治療計画
なぜ4回に分けて治療するのか
ずばりお金の問題です。今回の治療費は1回目が銀歯を外すのに13,850円。2回目の装着に20,700円、合計34,550円でした。
単純にこの治療を4回すると約14万弱かかる計算になります。もちろん、普通これが当たり前ですが、私の場合2ヵ月1回別の治療で44、000円治療費を払っています。
そこで高額療養制度です。限度額認定証を取得して、1年間に同じ月内、同じ病院で57,600円を3回支払うと4回目から44,000円に減額されます。
すなわち、それ以上は支払わなくていい制度です。
収入による制限がありますので、皆様が加入されている健康保険か、こちらの高額療養制度を参照してください。
話を戻しますが、なぜ「ノンメタル治療は2ヵ月に1回」かですね。
簡単に説明しますと、この制度は本人もそうですが、家族の同一医療機関での医療費(21,000円以上)が合算出来ます。
ただし、歯科は別途に計算(21,000円以上)が必要です。
つまり、限度額認定で44,000円支払いがあれば、上記のように同一医療機関の21,000以上の金額は、高額療養費の支給申請をすることで後日戻ってきます。
さらに、月ごとの自己申請が必要です。もっとも70歳以上は少し条件かわり、手厚くなります。
第1回目の治療
1回目は下顎右の4・5・6・7番で銀歯を外すのに治療椅子に座って1時間半掛かりました。5番は歯がなく4・6でブリッジになっていました。
もちろん作業工程上、途中で別の患者さんも治療しています。
途中4回ほどウガイ休憩はありましたが、顎が外れたのかと思うくらい痛く、20代に親知らずを抜いた痛みを思い出しました。
白い歯が出来るまでの流れ
保険で白い歯に
2014年4月から第一小臼歯、第二小臼歯、(真ん中の歯から数えて4番・5番目の歯)、さらに2017年12月から第一大臼歯(6番目の歯)が、CAD/CAM装置使用に限り、保険で白い歯を入れられるようになりました。
当院では、コンピューター制御によって歯の修復物を設計・製作出来るセレックを導入しています。
材料は、セラミックの美しさとレジンの衝撃吸収性を合わせ持つ「ハイブリッドレジン」です。
CAD/CAM冠の作り方
(1)歯の型取りをします
通常と同じように歯型をとり、模型を作ります。
一度型を取るとデータが残るので、また同じ物を型取りせずに作成できます。
(2)セレックで設計します
左側に入力する内容
右側に入力する内容
(1)で作成した模型をコンピューターに取り込み、3Dで作りたいかぶせ物のデータを製作・修正します。
患者さんごとのオーダーメイドの白い歯を作ることが可能です。(3)ブロックを切削していきます
左側に入力する内容
右側に入力する内容
設計したデータを基に、高精度のミリングマシンでセラミックブロックを削り出し、歯の形が出来上がります。(4)白い歯の完成です
最後は、ドクター自らの手作業で微調整し、研磨して磨いて完成です。
CAD/CAM冠の費用
今までハイブリッドセラミックで白い歯を入れると、一歯約35,000円~かかっていましたが、お口の状態にもよりますが、保険で(3割負担の方の場合)一歯約6,000円ほどで白いかぶせ物にすることができます。
自費の白い歯も低価格で作ることが可能です
CAD/CAM冠で保険がきくのは、上下4・5番目の歯と下の6番目の歯(全てかぶせもの)ですが、他の場所、もしくは詰め物でも金属を白い歯に変えられます。
CAD/CAMシステムで、さらに保険適用のCAD/CAM冠用ブロックを使用し、歯を作成した場合、
詰め物(インレー)・かぶせ物(クラウン)ともに、20,000円(税別)
で入れることができます。
引用元 中沢歯科医院
まとめ

最後になりますが、白い歯を求めるには重大な2つの確認事項があります。
1.金属アレルギー検査
できれば検査試薬に水銀を含むこと。6.7番の歯でなければ不要かも知れません。
2.歯医者選び
*CAD/CAM装置が設置してある歯医者か調べる。
*歯の詰め物にアマルガムを使用していないか確認してもらえる。
*万一、アマルガムを使用がわかったら、アマルガム除去設備の整った歯医者さんが必要かも知れません。選択はご自身で判断してください。
アマルガム除去について色いろ掲載している歯医者さんです。良ければ参考にしてください。
わたしは1回目の銀歯を外した後で気が付いたので心配でしたが、ハイブリッドレンジを付けるときに先生に確認したところ大丈夫でした。
それまで凄く心配で、水銀検査も考えたくらいです。
笑えないです。
家族や持病の多いわたし自身が「サイバーコンドリア」かも知れません。

また、2回目の治療後掲載したいと思います。
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